cLi0nE37’s blog

心のゴミ箱

兆し

ずっとずっと家族というものが煩わしかった。苦しかった。逃れたかった。 でも、逃れて会わなかった期間は、嫌な思い出から作り出された虚像が私を苦しめていた。私の中の家族は昔のままだったから。 久しぶりに兄や母に会って、今まで許せなかった全てが少…

許したくない、全部。

謝るって楽でいいなと思う。 謝る方が楽で抱え込む方が苦しい。 憎む方が楽で許す方が苦しい。 それなのに、謝られたら許さなきゃいけない。許さなかったら自分の心の狭さにまた嫌になる。一生憎ませてくれよ。何も考えずに済むように。悪者を作ることで安心…

解放と放棄

感情がずっと迷子のままでいる。 嬉しいことも楽しいこともその時々の一瞬だけで、それが苦しい時のお守りになってはくれない。 穴の空いたコップのように、全て受けたまま流れていて、いつも何も満たされていない。 秋のように、苦しくて苦しくて仕方なくて…

堂々巡り

大丈夫だと思っても何度も繰り返す、どうしようもなくダメな日々。 少しずつ回復して少しずつダメな自分も受け入れられて、できないことをできるに持ってくのをやめて、できなくても楽しくやることを覚えて、諦めも覚えて、今の自分を壊すものからは距離を置…

そんなの、知らねえよ

もうダメだと思った時に母親の家を訪ねた。 分かってもらいたくて救って欲しくて行ったわけじゃない。そんなことはもうとっくに諦めている。期待なんてしていない。いつだって救ったふりをして、長引くと急に手のひらを返すのは母親の得意技だ。最後まで根気…

与えられた最悪なもの

最近になってからアトピーになった。思いつく原因は沢山ありすぎるのに、どれも簡単に変えられる問題じゃなくてどうしたらいいのかわからない。そしてまたそれがストレスとなり体はどんどん痒みを増す。 夏は汗をかくな、冬は乾燥するな、不可能なことばかり…

そうじゃない

偉かったね、よくここまで来たね、辛かったね、よく生き続けたね、苦しかったよね、悲しかったよね、やるせなかったよね、よく日常生活を怠らなかったね、よく助けてって言えたね、よく命を無駄にしなかったね、 助けを求めた時にそんな言葉が欲しかった。今…

大人になって子供になる

大きくなった身体とは反対に心は子供に戻っていく。わかってほしい、許してほしい、認めてほしい、それだけで日々は構成されている。甘え方も頼り方も知らないまま大人になってしまった。 子供の頃に、きちんと子供をできなかった気がする。「大丈夫」という…

朝の9時から夕方の5時まで、ずっとずっと泣いた。休んだのは良いものの、家にも帰りたくなかった。電車で、街を歩いて、カラオケで、映画館で、また街を歩いて、また電車で、バイクに乗って、泣いた。涙は際限を知らなかった。何処にこんなに液体が隠れてい…

分離

心が私の一部ではなくなってしまった。一線を超えまいとして必死に耐えていた何か、最後の何か繋がっていたものが、じんわりとゆっくりと時間をかけて消えていった。その消えた日が今日の朝だった。 何が悲しくて、辛くて、苦しいのか、思い当たる節はいくつ…

幼稚な悪意

ある日突然いきなり無視をされる。不自然に目が合わない。自分にだけ挨拶が返ってこない。 小中学校では誰でもターゲットになり得た、だから、こんなこと慣れっこだと思っていた。でも本当は歳を重ねてからの方がダメージは大きかった。大人になってから無視…

どうでもいいこと

人の優しさに触れて心から嬉しくて幸せだと思った。もうこれ以上望むことはないと思った。寄り添ってくれる人がいる、どん底まで落ちた時に救い出そうと手を差し伸べてくれる人がいる、まだこんな自分でも頑張れるかもしれないと希望が見えた。 だけど、現実…

一部と全部

親は子どもの数だけ親をやり直せる。でも私には母親は一人しかいない、その瞬間でしか築けなかったものが沢山ある。それが今でも私を苦しめている。 私は、普通の、ただ普通の家庭に憧れていた。家族とご飯を一緒に食べたかった。学校であった出来事を話した…

曖昧に馴染めない

目的も理由もなくただ連絡をダラダラと続けることが苦手だ、生産性がないように感じる。会う約束も立たないまま連絡だけを取り続けるのはお互いに時間の無駄だ。 しかし、恋愛上手な友達に言わせれば、そのハッキリしない関係性が楽しめなければ恋愛は楽しめ…

最後の砦

ずっと昔から、こういう自由な場所で文章が書きたかった気がする。 中高生の頃からツイッターやインスタグラムといったSNSが当たり前だった。色々な使い方ができるけれど、私にとっては自分の正直な気持ちをそのまま書けない場所だった。 学校やアルバイトの…

不確かな生命

心臓の鼓動の数が寿命と関係するのなら、私は間違いなく早死にするだろう。 苦しいと感じた時、胸に手を当てると鼓動が早いことに気がついた。ここ最近の息苦しさは過度な心拍数だったに違いない。 私を苦しめるものも徐々に分かってきた。高圧的な人、プレ…

孤独をもたらす欲望

ただ泣く目的で映画館を利用したことがある人にしか見られない孤独と夜空。 結果が出なくてしんどくて、全部を否定された気がして、それから自分の意見を言うことさえ勇気が沢山必要になって、どうにもならなくて、電車も街も、人目を気にせずマスクに隠れて…

雑草と崇拝

私はずっと綺麗で繊細な花に心を惹かれてきた。でも、最近は道路に生きる雑草に魅力を感じ始めている。 自分を守れるのも、信じてあげられるのも、味方になってくれるのも、全部自分しかいない。 頼りなくても、すぐにへこたれても、自分しかいない。 神様も…

許し

お腹もすいてないのにご飯を食べる、タバコが吸いたい訳でもないのにタバコを吸う。 する必要のないことを何故かしてしまうのに、やらなきゃいけないことには手がつけられないままでいる。 やらなきゃいけないことをやらないという言い方は間違いかもしれな…

培ってきたものの無意味さ

困った時、弱った時、人の優しさのなさに絶望する。 これは私が普段から人に優しい、優しくないに関係しない、もっと本質的なものだと思う。(私以外の人にもそうだから) こんな時は、今までの人間関係ってなんだったんだろうって思う。それなりに手を差し伸…

無機質な人間たち

「もう限界です」と声を上げても、誰も振り返ってなんかくれない。「甘えだ」「弱い」「頑張れよ」そうした言葉だけを、私と向き合おうともせずに返されている気がする。 「みんなそうだ」とか、「それだけのことで」とか。私は「みんな」の意見が聞きたい訳…

消欲

いつまで生きなきゃいけないんだろう。 死ぬ覚悟どころか死にたいと思う気持ちがある訳じゃない、ただ、なんというか、ひたすら消えたくて仕方がない。 みんな望んで生まれた訳じゃないはずなのに、なんでそんなに淡々と生きていけるんだろう。私は生まれた…

不明確さと寄り添う

小さい頃は、感情に対する理由は明確だったし、悲しい、嬉しい、喜怒哀楽も既存の言葉で端的に表すことができた。 しかし、今は違う。 何が辛いか理由もわからないまま何日も心にもやがかかって抜け出せないことも多いし、ストレスで身体がSOSを出してたって…

お金のない家は夢を持つことさえ許されない

「その環境を選んだのは自分だよね?」「バイトの忙しさは言い訳だ」 飲み会での一言。私の心を抉る一言。酔いを覚ます一言。 そんなのはわかっている、今の状況はきっと誰しも自分で選んだ道だ。 だけど、本当にそうだろうか?この道の責任は全て自分なのか…

置き去り

いつも通りの朝だった。少し寝坊したけど、いつも通りの朝だった。 電車に揺られ目的の場所につき、いつも通り作業をする予定だったのに、そのいつかの段階で私は暗闇に呑み込まれていた。 少しでも気を緩めたら涙が目の端に溜まってきてしまうから、感情を…

心を蝕むもの

事あるごとに私の心を蝕むのは親だった。普段は何も感じないのに、ふとした時に蘇る記憶が今もまだ私を苦しめている。 「家族は大事にしなさい」ってみんな言うけど、そんなのは幼少期に大事に育てられてきた人が言えることだと思う。 今までの人生で親に対…

それぞれの青春

「高校の3年間は一生もの」「大学は人生の夏休み」「地元の友達は一生の付き合い」そんな言葉に私たちは縛られている。一体誰が作り出した言葉たちなのだろう。 いつからか、高校では青春ぽいことをすること、大学では遊びまくること、地元の友達とは縁を切…

トカゲの尻尾

こんなことを言ったら哀れな人だと思われるかもしれないけれど、私は今まで生きてきて本当の意味で人を好きになったことはないのだと思う。 それなりに交際はしてきたはずなのに、恋愛ソングを聞いたって心に浮かんでくる人はいないし、涙が出るくらい忘れら…

逃げ道

何事においても、いつでも逃げられる体制がないといつか滅びる。 最近何が辛いかずっと考えていた。辛いことはたくさんあった、でもどれもそれだけではない気がした。ずっとずっと考えて出た答えは、今の場所に逃げ道がないことだった。 逃げようと思えば逃…

世の中は鈍く図々しい人が生き残る

20数年生きてきて辿り着いた一つの結論である。 昔から人の表情、言葉、態度、空気感、全てに敏感で、たぶん生きづらい人生だ。 勿論、それが長所になることもある。人の気持ちを察した行動、相手を思いやることはどちらかというと得意かもしれない。 しかし…