cLi0nE37’s blog

心のゴミ箱

許し

お腹もすいてないのにご飯を食べる、タバコが吸いたい訳でもないのにタバコを吸う。

する必要のないことを何故かしてしまうのに、やらなきゃいけないことには手がつけられないままでいる。

やらなきゃいけないことをやらないという言い方は間違いかもしれない。「やらない」のではなく、「やれない」と言った方が正しい表現な気がする。この感覚はいつもの怠惰とは違う。大勢の人には理解されないことかもしれないけど、本当に違う。やろうとしてもできない。心がそこにはない。本当に無気力で、何もかもが空白で、すべてが重い。

それなのになぜする必要もないことをしてしまうのか、ずっと理由を考えていた。

きっと私は、何もしなくていいことが許されている時間を作り出したいのだと思う。

許しが欲しいのだ。

ご飯を食べればそのご飯を食べている時間は、ご飯を食べるという行為をしてるから、それ以外は何もしなくていい。タバコは休憩に換算されるから休憩を作り出すのに最適だ。

そんなことをしないと自分が休むことを許せない。何もしないでいることが怖くてたまらない。焦燥感と不安でどうにかなりそうなのに、なぜか心はついてこない。このもどかしさに耐えられそうにない。

だから、人から心のこもった「ゆっくり休んでね」とメッセージが来た時には本当に毎回涙が出る。

休むことが許される。それだけでこんなに心が救われる。

なぜか落ち込むと、全員が敵に見えて、ありもしない空想の言葉に私はずっと責められる。「甘えるな」「そんなことができるなら他もできる」「みんなできることが何故できない」

人から返信が来なくなるたびに見捨てられたのかとすごく不安になる。

最近の私はどこかおかしい。支離滅裂だ。なのに何故この肉体はここに存在しているのだろう。何故平気な顔してここに在るのだろう。

私はこんなにおかしいのに外から見たら普通だ、そのことがこんなにも私を苦しめている。

私はこんな弱い自分も休むことも許されたい。なのにそれを許してもらっても自分が自分で許せなくてずっとずっと苦しい。

許しは簡単じゃない。