cLi0nE37’s blog

心のゴミ箱

曖昧に馴染めない

目的も理由もなくただ連絡をダラダラと続けることが苦手だ、生産性がないように感じる。会う約束も立たないまま連絡だけを取り続けるのはお互いに時間の無駄だ。

しかし、恋愛上手な友達に言わせれば、そのハッキリしない関係性が楽しめなければ恋愛は楽しめない、らしい。その曖昧さを私は楽しむことができないでいる。駆け引きが嫌なのだ。相手に試されていると感じる瞬間も、相手に直接行動の真意を聞けないことも。

付き合っている人同士ならある程度関係性はあるだろうから、相手の不可解な言動にも、どういうこと?と聞いても何ら不思議はないと思う。でも、付き合う前の段階でそんなふうに聞いたら、相手を問い詰めているようである。

連絡の頻度だってそうだ。例えば、一日に一回のペースの人だったとして急にある時しばらく連絡が返ってこなくなり、またある時何事もなかったように一日に一回の連絡が来る。それが何度も起こる。忙しいのかもしれない。でもどうもそれだけではない気がするのだ。

私は恋愛に関して人に執着するタイプではない。というより執着できないと言った方が正しいかもしれない。だから、その気がないなら連絡はいらないのだ。自分に興味がない人に関心を持てないでいる。ハッキリしないことを受け入れられないでいる。私ではなくてはならない理由がほしい。必要とされたい。私以外で埋まるポジションならいらない。そんな虚しい場所にいられない。確かな足場が欲しい。

この便利すぎる社会の恋愛に私は向いていない。手紙の文通に憧れている。「月が美しいですね。」とか言ってみたい。声が聞きたくて会いたくなりたい。こんないつどこにいても声が聞けてしまう、その当たり前に特別感を感じられない。いつまでも曖昧に馴染めないでいる。