cLi0nE37’s blog

心のゴミ箱

どうでもいいこと

人の優しさに触れて心から嬉しくて幸せだと思った。もうこれ以上望むことはないと思った。寄り添ってくれる人がいる、どん底まで落ちた時に救い出そうと手を差し伸べてくれる人がいる、まだこんな自分でも頑張れるかもしれないと希望が見えた。

だけど、現実はいつもそこまで優しくない。心無い言葉、無視をされるほど親しくもない目上の人からの理由のわからない一方的な無視、なめた態度で可愛ければ許されると思っている職場の後輩、若い可愛い子が大好きな上司、阻害されたり板挟みになったりして心は疲弊していく。

どうして嬉しいことはこんなに沢山あるのに、少しの嫌なことがこんなにも心にダイレクトに響いてくるのだろう。数だけでいえば、絶対優しく接してくれている人の方が多いのに、何故嫌味な人たちの言動だけが脳内で永遠にループし続けるのだろう。

みんなに好かれる人なんていない、そんなことはわかっている。誰からも好かれたいなんてそんな大それたことは望んでいない。それなのに、人の悪意に、図々しさに、鈍さに、自分勝手さに、思いやりのなさに、正気がどんどんどんどん蝕まれていく。

優しさは強さなんて嘘だ。私の優しさは弱さしか見出せていない。弱い心しか持ち合わせていない。人に気を遣うあまりいつしか他人の目ばかりが気になるようになってしまった。自分がどう思われてるか、ではなく、相手が何で不機嫌なのか、なんでそんな言動を取るのか、自分が関係ない場合でも自分との関係性を探ってしまう。そしてその不快なオーラ全てが相手から私に受け渡されそのまま静電気のように私にまとわりつく。

もっと強くなりたい。

そればかりを願って生きてきたのに、心を崩してからというもの、ほんのちょっとがいつでも引き金になる。さっきまで良かった気分がいつでも一瞬で真っ暗になる。笑顔の気力も、作業に打ち込む気力も、人と話す気力も、ご飯を食べる気力も、歩く気力、座っている気力さえ全てを奪われる。

強くありたいと願えば願うほど、脆くなっていく心との向き合い方がわからない。